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2008年09月21日

08/Sep 西沢渓谷

奥秩父最後の秘境といわれる西沢渓谷。
その美しさは素晴しいのひと言。この渓谷は長い年月を経て清流が花こう岩を侵食し出来たもの。

08/Sep 西沢渓谷
     【アクセス】

・中央自動車道 勝沼ICを下車
 国道140号を経由して45分程。
 無料の市営駐車場があります。
   ※収容台数は100台

・電車の場合はJR塩山駅から
 山梨交通バス→西沢渓谷入口
             (約1時間)



08/Sep 西沢渓谷
 一般車両進入禁止のゲートを抜け、いざ出発!基本はゆっくりマイペース。
はじめは舗装された道路が続き、30分ほど歩くと西沢山荘(手前にWC有り)があります。この先しばらくトイレがないのでここで済ませておきましょう^^;

そこから5分ほど進むと「二俣吊り橋」が現れます。ここから本格的な渓谷道の始まりです。
この日は雨がぱらつき足場がかなり滑りました。景色に見とれていると足元をすくわれます(汗)

08/Sep 西沢渓谷道幅はひと1人すれ違うのがやっとです。
皆さんご存知のとおり、山道で行き交うときは「登り優先」がお約束です。
優先順序は守りましょう^^


08/Sep 西沢渓谷08/Sep 西沢渓谷それにしても空気が澄んでいて気持イイ!
ゆっくりと景色を堪能!疲れたら足を止め、岩に寄りかかり小休止です^^;
そのあと「三重の滝」や「竜神の滝」も満喫。


 そしてスタート地点から歩くこと約2時間。一番の人気スポット「七ツ釜五段の滝」に到着です。

08/Sep 西沢渓谷「凄い~!!なんだこれは!!」
はじめて見た時そう思いました。大自然が生んだ造形美…。
全長50メートル、五段になって流れ落ちる滝は本当に神秘的です。
生きててよかったぁ~と思う瞬間です。まだ訪れていない方はオススメ!

08/Sep 西沢渓谷~ 興奮が冷めない中、またまた木陰で休憩 ~

息がととのい目が暗がりに慣れると、何だか清流を照らす陽射しが眩しい。
しばらく静止していると、まるで自分が木と一体になっているように思える。
木々から見た目線、枝葉が不規則に擦れる音、ゆるやかな時間。

            ・・・まぁ勝手な思い込みですが(笑)

08/Sep 西沢渓谷七ツ釜の滝から急な坂道を越えると、今までとは全く違い緩やかな下りの山道に入ります。昔の森林軌道のレールが姿を現します。
ここまでくれば折り返し地点。前半のような激しい運動量はありません。
お散歩気分でゆっくり歩きましょう^^

そこからさらに歩くこと約40~50分、大展望台に到着。
足場はウッドデッキになっていて2つの木製ペンチがあります(仮設トイレ有り)
目の前には白樺の木が。奥秩父の山々を見渡せます。

08/Sep 西沢渓谷大展望台をあとに歩くこと30~40分ほど。左手に古い鳥居が出現!
道のわきに祀られた「山ノ神」です。
これまでの安全な旅に感謝し、そっと手を合わせました。
このあともケガがありませんように^^

 そこから少し歩くと視界がひらけ「ネトリ橋」が現れます。
橋の眼下には広瀬湖へ通ずる笛吹川がゆるやかに流れています。先には古い吊り橋が見えますが、現在は老朽化して危険なため封鎖されています(汗)
橋を渡れば、はじめに通った渓谷道と合流。20分ほどで出発地点の西沢渓谷入り口に。
「やった~!到着だぁ~!」満足感とは裏腹に、この地と別れる名残惜しさが・・・。

    「必ずまたここへ来よう!!」 そう決意し、今回は無事に終えることとなりました。

 今回歩いたのは通常のフルコースで、距離は約12.5km。ゆっくりペースで4時間ちょいでした。
このハイキングコースは初心者向けとも言われていますが、高低差はたしか400mくらい。
不安定な足場や滑りやすい岩場もあるので気を付けましょう。ハイキングというよりも低山登山を意識した方が良いですね^^;

08/Sep 西沢渓谷帰りに市営駐車場のすぐ近くにある、道の駅「みとみ」でお土産を購入。140号線沿いの食事処で名物の「ほうとう」を堪能。
噛み応えのあるこの平打ち麺!そして野菜の旨みが詰まった汁!身体の芯まで温まります。


~ 追記 ~
 先日(9/17)世界的な登山家、山野井さんが自宅2キロ先(奥多摩)でジョギング中、クマに襲われる事件がありましたね。幸い命に別状はなかったそうですが(汗)
同日に北海道でも熊の事件が起こり、残念ながらこちらの方は亡くなられてしまいました・・・。

08/Sep 西沢渓谷経験を積んだ方でもこういった事が起こるんですね・・・。
自分は幸いまだ遭遇したことがありません。もし同じ状況になったら冷静な判断が出来るのか?誰でも不安になりますよね。
もちろん西沢渓谷も「熊出没注意」の看板が掲げられています。

   「・・・もし自分がクマにあったらどうしよう!!!」

「クマの習性と心構え」をここでもう一度再確認しましょう。
仮に何も出来なくても・・・知らないよりは知っておいた方が良い!
      (もちろん絶対安全と言い切れるものは存在しません)

【クマの習性】
 ・朝夕の薄暗い時間帯が採食時間といわれている。
 ・食べ物は植物が中心(木の実、その他に蟻や蜂の巣など)
 ・ふだん人を襲わないが、冬篭りの前や子連れの場合は危険とされている。
 ・音や人の声は嫌うとされている。
 ・動きは早く、人が全力で走っても逃げ切れない(時速60キロ)
 ・縄張りは活発なヒグマで約150平方km四方ともいわれる。
 ・素早く動くものに反応。逃げるものを追いかける習性がある。
【心構え】
 ・事前に地元の人に熊の情報を確認。
 ・かならず「鳴り物」を鳴らして歩く。また大声を出して歩くのも有効とされている。
 ・視界にクマを見つけたら目を離さず静かにその場を立ち去る。
 ・バッタリ居合わせても急に走るのは危険。
 ・鹿の死体、小熊には近づかない。(近くにいる可能性が高い)

 う~ん、どこまで自分に出来るかわかりません…(汗)
もしクマに襲われたら、うつ伏せに寝て顔と腹部を守り、首の後ろに手を回してガードする方法もあるそうです。バックパックを背負っていれば背中もいくらかガードされるとのこと。よく世間でいわれる「死んだふり」は効果がないらしいです。

 事件の度「熊狩り」が行われますが、全てクマが一方的に悪いわけでも無いと自分は考えます。
一部では土地開発により縄張りや餌場の減少も原因とされています。また人が捨てた残飯や田畑の食物をクマが口にし、人間世界の食べ物に味をしめる事もあります。

 自然界には自然のルールがあり、人間もその中で生かさせている小さな世界の1つにすぎません。そう捉えると一体どちらが聖域を侵しているのか?
もちろん我々の安全な生活は必須ですよね^^; ただ自分達のその安全や利便性のために、気付かない内に奪い取ってしまったモノがある事も忘れてはいけないと思うんです。
危険なものすべてを排除するのではなく、その構造を理解した上で「自然の中で共存するのに、自分はどう接していくべきなのか?」ということもきっと大切なんだと思いますね。

~何も知らない若僧が偉そうな事を語ってしまいましたが・・・(汗)

        ◆次回は「フルーツ村キャンプ&鋸山の観光」を報告させていただきます!

スター 熊よけ鈴 熊に金棒
スター 熊よけ鈴 熊に金棒

首の部分を回すことにより消音も出来る優れもの!
音色は高く「チリンチリ~ン!」って感じです。



ノーブランド モチヅキ 熊よけスプレー(カウンターアソールト)
ノーブランド モチヅキ 熊よけスプレー(カウンターアソールト)

備えあれば憂いなし!使用期限は製造日より約4年。製造して間もない商品が自宅に届くとは限らないので、手に入れたらまず期限をチェック!買換え時期を憶えておきましょう。
痴漢撃退用スプレーでも代用は効くが飛距離はいいトコ2~3m。熊をそこまでひきつける勇気はない!これは5~8m。その差が命の分かれ目かも?


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